SPECT検査は、脳の血流状態を画像にして見ることができます。 
脳の機能が低下している部分は、脳の血流が低下しています。 | 
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| 症状だけでは診断しづらい軽度の認知症でも、脳の血流が低下していることをSPECT検査で見つけられることがあります。 | 
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SPECTで撮った画像 健康な人 | 
 
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| 健康な人では、大脳皮質全体の血流が赤く映し出されます。 | 
 
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SPECTで撮った画像 アルツハイマー型認知症の人 | 
 
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| アルツハイマー型認知症の人では、後部帯状回や頭頂葉内側の楔前部などで血流の低下がみられます(○印緑部分)。 | 
 
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SPECTで撮って、画像統計解析をした画像 アルツハイマー型認知症の人 | 
 
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| SPECTで撮った画像をコンピューター(画像統計解析)を使って、血流の低下している部分だけがわかるようにしたものです。 | 
 
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| 画像統計解析を行うと、血流の低下している部分だけに色がついて見えます。上の画像で血流が低下して緑色にみえた部分が、左の画像の矢印で示した青い部分です。 | 
 
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| (脳の各部分の位置、働きについては次ページで説明します) | 
| (画像提供:公立大学法人福島県立医科大学 生体機能イメージング講座 主任教授 松田 博史) | 
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| 年相応よりも、もの忘れが少し多い状態を「軽度認知障害」と呼びます。「軽度認知障害」はアルツハイマー型認知症の前ぶれとして現れる症状でもあるといわれています。 | 
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日常生活に特に支障がない程度の「軽度認知障害」でも、SPECT検査で脳血流の低下がわかる場合があります。 
また、「軽度認知障害」の中で、ある特定の部分に脳血流低下が見られる場合、より高率にアルツハイマー型認知症に進行すると言われています。 | 
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| 脳血流SPECT検査は認知症の早期発見、早期治療に役立ちます | 
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