撮って診る!! 認知症

これだけは知っておきたい認知症

 
 

認知症ってどんな病気ですか?

 

血管性認知症(VaD)

 
 
血管性認知症は、脳の血管が詰まったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血)して、その周辺の脳の機能が障害されて起こる認知症です。
 
[症状(脳血管障害を起こした脳の場所や発作の回数・障害の程度によって異なります)]
認知症の症状

・記憶障害はかなりひどいのに、計算力、判断力、理解力などは相対的によく保たれている

・穏やかだった人が怒りっぽくなるイラスト(人格が変わったようになる)

・気力がなくなる

その他の症状
・尿失禁
・言語障害
・嚥下障害
・手足の麻痺
脳血管障害の原因としては、脳梗塞、血栓症、脳塞栓症、脳出血、くも膜下出血などがあります。
これらの疾患の危険因子としては、運動不足、肥満、塩分過多、多量の飲酒、喫煙などの生活習慣、高血圧症、高脂血症、糖尿病や心疾患などがあります。
 
症状が日によって激しく変化することもあります。
血管性認知症の大半は、軽度の脳梗塞が多発して発症するといわれています。その場合、認知機能の低下は徐々にではなく、発作を起こすごとに階段状に進行していきます。
認知症とは? 気になる症状ありますか? 受診しましょう 認知症と診断されたら 認知症を予防しよう
 
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監修:認知症介護研究・研修東京センター 上席研究員 本間 昭 / メモリークリニックお茶の水 院長 朝田 隆 / 公立大学法人福島県立医科大学 生体機能イメージング講座 主任教授 松田 博史
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